Win-Winの関係づくり 投資を求める正しい方法


芦名:

最近の若者起業家とかにすごく多いですけど、

投資してくださいとか、平気で言って来る奴とかいるんですけど。


吉岡:

あぁ芦名さんにも?


芦名:

そうです。

そうすると貸し借りとか何もわかってない訳じゃないですか。


吉岡:

はいはい。


芦名:

貸し借りっていうのはどういうことかって言うと、


悪く言ったら

投資させてあげてもいいですよってオファーをしなくちゃいけないんですよ。


投資してくださいって言ったら、こっちもう借りじゃないですか、完全に。


吉岡:

うーん!


芦名:

だけど投資して、あの、僕に投資しても良いですよ。


吉岡:

あぁ、はいはい。


芦名:

っていう何だろう、その言い方もそうですけど。


吉岡:

はいはい。なるほどね。あぁ。


芦名:

あとはちゃんとあの、このプロジェクトがすごく良いと思ったら投資をやっていただいてもいいですし。

もしちょっとでも何かちょっと微妙だなと思ったら、それはもちろん投資しない、

まぁその選択肢はあなたにあるんで、

ってことをちゃんと最初に約束しなくちゃいけないんですよ。


吉岡:

うーん!


芦名:

それは普通にwin-winなビジネスの関係じゃないですか。でも事業の説明もしないのになんかお願いしますって、

それ借りしかないじゃないですか。


吉岡:

うーん!あぁ、なるほどね。はいはい。


芦名:

それより前に色んなことをやってあげたりとか、色んな貸しを作って、

もうお願いした時には絶対相手が断れないって状態を作らなくちゃいけないんですよ。


吉岡:

あぁー。


芦名:

でもお願いしないっていう。

って言ってもう人生死ぬまで貸しを作り続けるっていう。


吉岡:

その貸しって具体的に言ったらどういうことなんですか?

例えばその人のビジネスの役に立つ人を紹介してあげる、とかも貸しってこと?


芦名:

も、貸したってなります。


吉岡:

あぁー。


芦名:

でもその紹介、その人のビジネスに役立つ人を紹介するじゃないですか。


吉岡:

うん。


芦名:

っていうのを相手が。


吉岡:

貸しだと思ってる。


芦名:

借りだと思ってなかったら、その人と付き合っちゃいけないんですよ。


吉岡:

ってことですよね。それってどこで判断するんですか?
この人借りだと思ってるかなぁ?って。わかんなくないですか?


芦名:

見たらわかるんじゃないですか?


吉岡:

顔で?


芦名:

うん。


吉岡:

ハハハ!!顔?


芦名:

はい。シンプルにありがとうございますって言えるとか。


吉岡:

あぁ。あぁ、なるほどね。ふーん。


芦名:

ありがとうございますが一番でかいんじゃないですかね。

要はあの、当たり前だと、ありがとうの反対は当たり前じゃないですか。


吉岡:

うんうん。


芦名:

ありがたい。要はあることがかたい。

その反対は、あることがたやすい。つまり当たり前なんですよ。


吉岡:

うんうん。


芦名:

だから当たり前だと思ってる人の口からはありがとうって言葉は出ない訳で。


吉岡:

うーん!


芦名:

で、ありがとうございますっていうのは死ぬほど言った方がいいと思いますよ。「ありがとうございます」を死ぬほど言ったら、

あ、この人はあの、そういう借りとか貸しとかっていう念があるじゃないですか。


吉岡:

あぁー。


芦名:

じゃあこっちはもっとやってあげようと思う訳だし。


吉岡:

うんうん。


芦名:

それをなんか、何もなかったら、あれ?コイツなんかもらうだけもらってバックレんじゃねーかってあるじゃないですか。


吉岡:

うーん!うんうん。あぁ、なるほどね。なるほど、なるほど。



吉岡:

今顔の話出ましたけど、やっぱその、顔…採用とかも顔とかって結構重要なんですか。


芦名:

いや、顔がめちゃめちゃ重要じゃないですか!


吉岡:

ふーん!


芦名:

顔にほぼすべて書いてあるじゃないですか。


吉岡:

ハハハ!!書いてある?やっぱり?


芦名:

はい。


吉岡:

人相?


芦名:

はい。だって顔を見て、その人が元気な人なのか、元気じゃない人なのかぐらい、わかるじゃないですか。


吉岡:

うんうん。


芦名:

その人が人を笑かすタイプなのか、人を笑かさないタイプなのかもわかるじゃないですか。


吉岡:

あぁ、はいはい(笑)なるほどね。じゃあその、顔と行動が、うわ、逆だった!みたいな、あんまないってことですか?


芦名:

ほぼないですね。


吉岡:

へぇー!


芦名:

あぁ、えっとですね、顔と行動が逆だったっていう時に、僕のあの、僕なりの統計が外れる時は、多くの場合が、えー、二代目です。


吉岡:

あぁー。


芦名:

二代目とか、三代目っていうのは、あのちょっと統計は違いますね。


吉岡:

へぇー!


芦名:

だから、えっと、一代目で財を成してる人の顔と、二代目で財を成してる人の顔は、やっぱ違います。


吉岡:

あぁ。


芦名:

もちろん三代目とかもそうですけど。


吉岡:

うんうん。一代目はすごい野心家の顔だけど、二代目はそうじゃないとか?


芦名:

野心家の顔だったりとか、

そうです。だからその二代目とかだと、

話してる時にこの人は絶対に稼げないっていうのが、

僕の中の分析結果で出る訳ですよ、ボン!つって。


吉岡:

ハハハ!!ボンっと。


芦名:

はい。でも稼いでいるとしたら、二代目じゃないですか。


吉岡:

あぁ、はいはい。あぁ、なるほどね(笑)なるほど、なるほど。


芦名:

っていうのが大体もう二代目か三代目です。


吉岡:

ふーん!おもしろ。なるほど。


芦名:
会った時にやっぱり騙されるっていうこともある訳なので。

吉岡:
うんうん。


第30回| マフィアの器

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